2010年09月27日-09月30日
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「嫦娥2号」打ち上げ 周辺住民2千人が避難へ

2010年09月29日

 四川省冕寧県澤遠郷の許俊洪郷長は28日の取材で、「本郷の避難計画は今晩完成し、全郷で2000人以上が避難する予定」と語った。29日付けで「長江日報」が伝えた。

 西昌衛星発射センターの発射場は澤遠郷内にあり、村がその周囲を囲んでいるため、衛星打ち上げの度に村民は2.5キロメートルから外に避難しなければならない。このため、澤遠郷では避難作業がすでに日常業務となっている。許郷長によると、1984年に「東方紅2号」を打ち上げて以来、こういった任務は毎年行われ、少なければ年に1、2回、多い時には10回以上あるという。

 澤遠郷麻叶林村には1600人余りのイ族と漢族が住んでいるが、西昌衛星発射センターが目と鼻の先にあるため、衛星打ち上げ前には毎回外へ避難しているという。

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