2010年09月27日-09月30日
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月探査衛星「嫦娥2号」、約112時間で月に到達

2010年09月30日

 月探査衛星「嫦娥2号」の打ち上げでは、キャリアロケット「長征3号丙」が使用され、「嫦娥2号」は月からの距離が200キロ(地球からの距離38万キロ)の月軌道まで直接運ばれる。月までの飛行には約112時間を必要とする。この間に、2-3回の軌道修正が行われるほか、各種テストと宇宙環境の観測が行われる。「京華時報」が30日に伝えた。

 衛星は月の近くまで達したころに制動がかけられ、月からの最短距離が100キロの楕円軌道に入る。さらに2回の軌道調整が行われ、月からの距離が100キロの円軌道に入る。この後、衛星はさらに軌道を変化させ、月からの最短距離が15キロ、最長距離が100キロの楕円軌道に入る。1-2日間後には、再び月からの距離が100キロの月軌道に戻り、引き続き技術テストと科学観測が行われる予定だ。

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