2010年10月01日-10月01日
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北京を中国のクラウド・コンピュータの中心に

2010年10月08日

 北京市は「クラウド・コンピュータ」のインフラ、プラットフォーム、ソフトウェアといった典型的な3つのサービスを500億元かけて2015年までに構築していく方針を打ち出した。クラウド・コンピュータは2000億元の産業価値を生み出し、北京市が世界レベルのクラウド・コンピュータ産業基地になると期待されている。これは北京市の各部門が共同で発表した「北京『祥雲プロジェクト』行動計画」で掲げられた目標だ。 「北京青年報」が7日付けで伝えた。

 行動計画によると、クラウド・コンピュータの発展がCPU、メモリ、サーバー、端末、OS、アプリケーションソフトといった情報産業全体を変え、生産から生活の情報化に深く影響することになる。北京市における戦略的新興産業発展の重要なプロジェクトである「祥雲プロジェクト」は、クラウド・コンピュータ技術を新たなきっかけに、北京の情報技術産業の全面的な最適化と向上を図り、北京を中国ないし世界のクラウド・コンピュータの中心にしていく計画。

 クラウド・コンピュータはPC、インターネットに次ぐ情報技術の重大革新で、インターネットをベースにバーチャル化を通じて資源を共有する計算方式。計算、保存、ネットワーク、ソフトなウェアどの資源をユーザーの動態的な需要に基づきサービスの形で提供する。

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