2010年10月04日-10月08日
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世界最大の電波望遠鏡を貴州に建設へ

2010年10月11日

 直径500mという世界最大の電波望遠鏡(FAST(Five-hundred-meter Aperture Spherical Radio Telescope))の建設が貴州省にあるドリーネ(石灰岩地域でみられるすり鉢状の窪地)で着々と進められている。「科技日報」が11日付けで伝えた。

 中国科学院と貴州省政府が共同で行うFASTプロジェクトは、地球で最大のドリーネを利用して、サッカーグランド30個分が入る世界最大級の電波天文観測センターを建設。完成後は宇宙の中性水素の測量やパルサーの観察、人工衛星の管制や通信、パルサータイミング計測、自主測位などの科学研究や応用を展開していく。

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