2010年10月11日-10月15日
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「嫦娥2号」、業務は順調に進行中

2010年10月18日

 国家国防科技工業局が15日に伝えたところによると、15日午後5時10分現在、月探査衛星「嫦娥2号」に搭載されたCCD立体カメラ以外の6種類の観測機器は全て起動された。軌道テストが終了後、次々と科学調査を行っていくという。CCD立体カメラは10月下旬に起動される予定。

 衛星ペイロードサブシステムの専門家によると、「嫦娥2号」に搭載された7種類の観測機器はそれぞれ、CCD立体カメラ、レーザー高度計、ガンマ線分光装置、X線分光装置、マイクロ波探測器、太陽高エネルギー粒子探測器、太陽風イオン探測器。

 中央電視台が16日に伝えたところによると、16日現在、「嫦娥2号」と地上との高速通信テストは全て終了し、全てのテストで予想を上回る結果が得られた。2回行われたテストでは2回とも、1秒あたり12Mの転送率がテストされた。このスピードは「嫦娥1号」の4倍となり、1分間にデジタル写真数十枚相当のファイルを転送することができる。「科技日報」が16日に伝えた。

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