2010年10月11日-10月15日
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中国 独自の火星周回探査に向けた技術案を提出

2010年10月22日

 北京で21日に行われた「第3回中国宇宙技術フォーラム」で明らかになったところによると、中国宇宙技術研究院はこのほど、月探査衛星「嫦娥1号」のプラットフォームを基礎とし、月探査1期、2期プロジェクトの技術を総合的に応用して、中国独自の火星周回探査に向けた技術方案を研究・提出した。新華社が21日に伝えた。

 月・火星探査は現代の深宇宙探査における重点分野となっている。国外の宇宙探査の歴史と今後の計画から見ると、火星は深宇宙探査において最も重要な対象とされている。月は深宇宙探査の第一歩、火星探査は惑星探査の始まりとなる。世界の宇宙強国と比べると、中国の火星探査のスタートはやや遅れており、国外の深宇宙探査の技術レベルと比べるとまだ一定の差がある。

 今回のフォーラムに参加した専門家は、「中国が今後、月周回探査を順調に実施し、計画通りその後の『着陸、サンプル採取、帰還』任務を行う一方で、火星を主要目標とした探査活動を少しずつ展開していくことは、中国の深宇宙探査分野における実力を高め、差を縮める上での必然的な要求であり、中国の将来の宇宙分野発展における必然的なすう勢であり使命である」と指摘している。

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