中国核工業集団公司(CNNC)の孫勤総経理は21日、秦山原子力発電所第2期3号炉が同日商業運転を開始したと発表した。同発電所は「第11次5カ年計画(2006年-2010年)」期間中に最初に着工した原子力発電所。自主設計、自主建造、自主管理、自主運営を進める中国の原子力発電事業にとってまたひとつの成功例となり、第3代原子力発電技術の掌握、原子力発電産業の自主化推進、原子力発電の大発展に向け、確かな土台を築いた。
秦山原子力発電所第2期の1号炉と2号炉は中国が独自に設計、建造、管理する初の大型商用原子力発電所で、原子力発電の国産化を大きく飛躍させた。秦山原子力発電所の第2期拡張工事では出力65万キロワットの加圧水型軽水炉(PWR)が2基建造され、それぞれ2006年4月28日と2007年1月28日に着工、2012年に完成する予定。