2010年10月18日-10月22日
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中国移動、通話機能備えたタブレットPC開発中

2010年10月26日

 3Gスマートフォン、ネットブック、電子ブックリーダーのほかに、中国の3大キャリアは今最も人気のタブレットPCなどモバイル・インターネット端末の分野で熱い闘いを繰り広げている。ある情報によると、中国移動(チャイナ・モバイル)研究院は通話機能を備えたタブレットPC「エレファント携帯」(内部用語)を開発中だという。「中国網」が26日付で伝えた。

 現在、中国移動研究院を筆頭に、「タブレットPC+音声通話」という機能の位置付けで、「エレファント携帯」事業が内密に進められている。同研究院はこれについて公式なコメントを控えている。電信業界に詳しい項立剛氏によれば、中国移動はメーカーと協力して開発に取り組んでいる可能性があるという。

 すでに他のキャリア2社もタブレットPCの製品計画に目を向けている。今年5月、中国電信(チャイナ・テレコム)と携帯電話メーカー・万事通は3Gインターネットに接続できる、タブレットPC「天翼LifePad」を発売。最近、中国聯通(チャイナ・ユニコム)の李剛副総裁も、「3G版iPadの発売準備が整った。ネットワーク接続許可証が出るのを待つばかりだ」と公表した。先月発売されたアップル社のWiFi版iPadは爆発的人気を呼んだ。中国移動は以前、アップルiPad導入の意向を示していたが、今のところ進展は見られないようだ。

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