2010年11月01日-11月05日
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ナビ衛星「北斗」 6基目の打ち上げに成功

2010年11月02日

6基目となるナビ衛星「北斗」が北京時間1日0時26分、キャリアロケット「長征3号丙」を使用し、西昌衛星発射センターから打ち上げられた。中国で今年に入ってから打ち上げられたナビ衛星「北斗」としては4基目になる。新華社が1日に伝えた。

衛星ナビゲーションシステム「北斗」は現在、4大衛星ナビゲーションシステムサプライヤーの1つであり、中国が独自に開発し、自主的に運行している。「北斗」はまた、中国が現在建設中の重要な宇宙情報インフラでもある。「北斗」システムの建設により、衛星ナビゲーション分野における協力と発展が促進され、技術的進歩が推進された。同システムは今後、3段階の発展戦略に基づき、2012年までにアジア太平洋地域でのサービスを提供し、2020年ごろまでに、世界全体をカバーする計画。

今回打ち上げられた衛星とキャリアロケットはそれぞれ「中国航天科技集団」所属の「中国宇宙技術研究院」と「中国キャリアロケット技術研究院」によって開発された。長征シリーズのロケットによる打ち上げはこれで133回目となる。

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