2010年11月01日-11月05日
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天津、アジア最大の高性能コンピュータ生産基地に

2010年11月02日

中国ソフトウェア産業協会数学ソフトウェア分会(SAMSS)と中国科学院ソフトウェア研究所並行計算実験室、コンピュータ科学国家重点実験室は10月28日、中国高性能コンピュータトップ100ランキングを発表した。ランキングでは、天津にあるスーパーコンピュータ「天河1号」と、曙光公司の天津基地が開発・生産した一連の製品が、演算速度と市場シェアでそれぞれ1位を獲得した。「中国新聞網」が1日に伝えた。

「天河1号」は現在、天津浜海新区の国家スーパーコンピューティング天津センターに設置され、使用が始まっている。「曙光」ブランドのスパコンは、トップ100の中に34台がランクインし、中国の高性能コンピュータ市場で30%以上のシェアを獲得したことを示した。

注目を集める曙光公司の天津産業基地は、2006年7月に天津で落成、一期工事の敷地面積は4ヘクタール余り、サーバの年間生産量は10万台に上る。現在二期工事の一部も完成しており、今後2年以内に、同基地の生産能力はPCサーバ50万台、HPC2000セットとなり、アジア最大の高性能コンピュータ生産基地となる見込み。

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