2010年11月01日-11月05日
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2030年水の使用量が7100億立方米に 専門家「対応可能」

2010年11月04日

上海万博園区内でこのほど行われた報告会で、中国工程院院士で水資源専門家の王浩氏は、「将来水の使用量が7100億立方メートルのピークに達する時が来ても、中国は自ら水問題を解決できる」と述べ、中国は厳しい水資源の状況にあるものの、すでに妥当な手配と計画が進められている。2030年に水の使用量は7100億立方メートルに達すると予想されるが、十分に対応できるとした。3日付「科技時報」が伝えた。

水利部、発展改革委員会などの多部門が将来的な中国の水資源の需給バランスについて共同で調査・分析を実施。国家中長期発展計画に基づき、人口、国内総生産(GDP)、農地面積、都市化率などの各項目を列挙して、2030年の人口がピークに達する時期の水の使用状況を割り出し、全国1000カ所以上に対する綿密な需給バランス計画と水資源の合理的配置計画を立てた。同時に、海水淡水化、流域間水調整、節水、水資源総合管理の強化、代替水資源の利用といった技術プランも練られた。

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