2010年11月01日-11月05日
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新エネルギーが国内自動車メーカーの戦略に

2010年11月05日

電動車両の国際シンポジウム「EVS25」が5日、深セン市で開かれ、中国の自動車産業の将来を担う新エネルギー車が今大会では国内メーカーの注目を集めた。5日付中国網が伝えた。

中国自動車工程学会常務副理事長兼秘書長で、EVS25共同議長の付于武氏は取材に対し、「省エネ・CO2排出削減や新エネルギーが既に中国の自動車メーカーの戦略のひとつになっている」とし、「世界の自動車業界は電動車両を代表とする新エネルギー車の開発に取り組んできたが、今日のように統一した戦略が取られたことはなかった。特にこの半年、世界の自動車産業は電動車両の発展でほぼ一致した」と述べた。

新エネルギー車を開発する上で、中国に存在する最大の問題はコア技術の欠如だ。従来の自動車にしても新エネルギー車にしても中国のコア技術は世界トップクラスの水準とはまだ開きがある。従来の自動車のコア技術にしても、車台やエンジンの製造技術、ギアボックスや電子技術、軽量化技術を含む製品開発技術はまだ比較にならない。特に自動車の電子技術は世界最先端の水準と差が開いてきている。

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