2010年11月08日-11月12日
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マレーシア 中国の名門大学分校を受け入れ

2010年11月08日

マレーシア高等教育部長のMohamad Khalil氏は、クアラルンプールでこのほど行われた私立大学のイベントに出席した際、マレーシアが北京大学清華大学のマレーシア分校を設置することを表明した。ラジオ「中国之声」が7日に伝えた。

Mohamad Khalil氏は、「マレーシアの私立教育界は、分校設立に必要な各種のハードウェアを提供したいと望んでおり、これら2大学は授業を実施するだけでよい」と述べたほか、「マレーシア政府は、マレーシアで運営される国外大学の実力を厳しく審査する。マレーシアで運営する国外大学はまず、政府からのインビテーションを獲得する必要がある。分校を設置するのは支店を開くのとは違い、マレーシアの国家イメージと関わる問題だ。このため現在は、世界トップクラスの大学のみを受け入れている。今後は工学系、医学系の大学を重点的に受け入れていく」と述べた。

マレーシア高等教育部の何国忠副部長はすでに今年8月18日、同部が北京大と清華大に対し、マレーシア分校設置に向けたインビテーションを発送したことを明らかにしていた。現在マレーシアに分校があるのは英国とオーストラリアの大学のみ。

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