2010年11月15日-11月19日
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スパコン「天河1号」、世界最速を達成

2010年11月16日

世界最速のコンピュータを決める「トップ500」の最新ランキング(第36版)が14日、ウェブサイト上で発表され、中国初のペタFLOPS級コンピュータ「天河1号」が1位に輝いた。「新華網」が15日に伝えた。

「天河1号」は国防科学技術大学が開発したもので、国家スーパーコンピュータ天津センターに設置されており、演算処理速度は毎秒2570兆回に達した。ちなみに、前回1位だった米オークリッジ国立研究所の「ジャガー」は演算処理速度が毎秒1750兆回で2位だった。また、3位につけたのは、中国曙光公司が開発した「星雲(ネビュラ)」で、演算処理速度は毎秒1270兆回だった。

「トップ500」は、世界で最も権威あるスパコンランキングだ。同組織は、1993年から世界のスパコンのランク付けを行っている権威的機関で、演算処理速度(LINPACKベンチマーク)を基準とした世界のスパコンランキングを、年に2回発表している。

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