2010年11月15日-11月19日
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中国の商業衛星の数、今後5年で100基に

2010年11月17日

2010年中国国際航空航天ハイレベルフォーラムが15日、珠海で行われた。中国航天科技集団公司のゼイ暁武・副総経理はフォーラムで演説を行い、次のように述べた。人民網が16日に伝えた。

中国の衛星産業は良好な発展を見せている。衛星通信分野では09年、中国衛星通信集団公司が中国の衛星応用産業を代表して国内の衛星運営資源を再編・統合し、衛星運営サービスの規模と能力が大幅に高まった。同公司は世界の衛星運営サービス業において8位にランクインし、業務範囲はアジア太平洋、中東、アフリカ、ヨーロッパなど数十の国と地域をカバーしている。衛星ナビゲーション分野では、09年の生産高が550億元に上り、チップと末端製造、電子地図、システムインテグレーション、総合情報運営サービスなどをカバーする比較的完備された産業チェーンが形成された。地球観測衛星分野では、気象、陸地、海洋、環境などを観測する一連の衛星がすでに打ち上げられている。衛星リモートセンシング分野では、すでに10以上の地上受信設備、160以上のリモートセンシング機構、400以上の地理情報サービス企業が設立された。

第12次五カ年計画(2011年-2015年)が終わるころには、軌道運行を行う中国の衛星は約100基に達し、衛星利用のさらなる発展に向け、比較的完備された衛星応用システムが形成されていることだろう。

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