中国が独自に開発したローカル線用新型ジェット機「ARJ21-700」が16日、第8回珠海航空ショーで初めてお目見えした。同機が国際的な航空ショーでフライトパフォーマンスするのは初めて。16日付の中国新聞社が伝えた。
同機を開発した中国商用飛機有限責任公司によると、ARJ21-700はすでに全面的なテストフライトの段階に入っており、2011年には許可証を取得して顧客に引渡されるという。すでに国内外から計240機に上る受注があり、最初の引渡し先は成都航空有限公司に確定している。珠海航空ショーでフライトパフォーマンスを行ったのは4機目のARJ21-700で、主に改良された機
首の性能や操縦の安定性、ワイパーシステムなどをテストした。
同機は中国独自の知的財産権をもつ中・短距離向けのローカル線用ジェット機で、航続距離は標準機で2225キロ、大型機で3700キロ、中心都市と中小都市を結ぶ路線のフライトに適している。