中国初の大型科学技術辞典「現代科学技術知識詞典」第3版が10月、中国科学技術出版社から出版された。新版のこの辞典は上中下3巻の650万字からなり、用語数は第2版の1万924用語から2万用語に、付録も24項目に拡大、カラーの挿絵も5000万枚新たに追加された。18日付の「科技日報」が伝えた。
「現代科学技術知識詞典」は発売以来、業界関係者や多くの読者に大好評で売り切れが相次ぎ、すでに12回の印刷を重ねている。急成長する社会および日進月歩する科学技術に対応するべく、王済昌氏をはじめ、劉東生氏、欧陽自遠氏、唐孝炎氏ら11人の学者（アカデミー会員）のほか、編集者181人が改訂を繰り返し、第2版と第3版を出版した。
この辞典は国内で最も取り扱う範囲・分野が広く、用語数が最も多い、科学技術分野において最も権威ある大型辞典だとある専門家は評価する。近代科学研究における最新の成果や専門用語が収録されているほか、奥が深い複雑な専門理論や技術をわかりやすく紹介されており、実用性にも優れている。読者が検索しやすいよう、ピンイン、画数、部首、アルファベット、分類目録など様々な索引が作成されている。