2010年11月22日-11月26日
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09年R&D経費 5800億元超

2010年11月23日

 第2回全国科学研究開発(R&D)資源調査の結果が22日、公開された。これによると、昨年の中国のR&D総経費は5802億1千万元、R&Dへの投入経費で大国の仲間入りを果たした。また、全国で318万4千人がR&D活動に参加、実際の勤務時間で計算するフルタイム当量(FTE)だと229.1万人と、中国はR&Dに投入されたマンパワーが最も多かった。科技日報が23日伝えた。

 今回の資源調査は統計局、科学技術部、発展改革委員会、教育部、財政部、国防科学技術工業局が国民経済のうちR&D活動が相対的に集中している業界を対象に昨年共同で行ったもので、主にマンパワー、経費、プロジェクト、研究開発機関、活動などの状況が調べられた。

 昨年、中国全国でR&Dに従事した人は318万4千人に上り、そのうち大卒以上が155万7千人(48.9%)、女性は78万9千人(24.8%)だった。

 マンパワーの活動状況を分類すると、基礎研究者がFTE当たり16万5千人(7.2%)、応用研究者が同31万5千人(13.8%)、開発研究者が同181万1千人(79%)。基礎研究、応用研究、開発のいずれも2000年の2.1倍、1.4倍、2.9倍となった。

 昨年5802億1千万元を計上したR&D総経費は2000年の6.5倍、年平均23%増となり、R&D経費が国内総生産(GDP)の1.7%を占め、2000年を0.8ポイント上回った。

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