2010年11月29日-11月30日
トップ  > 科学技術ニュース>  2010年11月29日-11月30日 >  2009年 中国が発表した学術論文数、10万8800本

2009年 中国が発表した学術論文数、10万8800本

2010年11月30日

 中国科学技術情報研究所が北京で26日に発表した2009年度中国学術論文統計結果によると、2009年、中国の団体が筆頭著者として発表した国際論文は計10万8800本に上った。うち、1万6800本は引用された回数が学科平均を超えた、すなわち、論文発表後の影響がその学科の一般水準を上回った。このような優秀論文は論文総数の15.5%を占め、2008年の11.5%を4ポイント上回った。文献のタイプ別に見ると、97%がオリジナル論文で、3%が評論文となっている。「科学時報」が29日に伝えた。

 データによると、2009年の優秀論文のうち82%が大学によるもの、約17%が研究院・研究所によるものだった。これらの論文は主に北京、上海、江蘇、浙江、湖北などの省・市で書かれており、うち、上海では優秀論文が論文総数に占める割合が最も高く、17%だった。化学、物理、数学、生物学、電子通信・オートメーションの5学科では、優秀論文の数が最も多く、水産、鉱業、化学工業、エネルギー、農学の5学科では、優秀論文がその学科の論文全体に占める割合が最も高かった。2009年に優秀論文を提出した大学のトップ3は浙江大学上海交通大学清華大学で、中国科技大学は8位だった。また、2009年に優秀論文を提出した研究機関のうち、上位20カ所は全て中国科学院所属の研究院・研究所だった。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます