統計によると、2009年、基礎研究の論文を主な収録範囲とする引用索引「SCI（ Science Citation Index）」に収録された中国の学術論文の総数は12万7500本で、世界総数の8.8%を占め、世界2位となった。「科学時報」が29日に伝えた。
2009年、工学分野の論文を収録する「EI（Engineering Index）」に収録された中国の論文は9.5％増の9万7900本に上り、世界総数の23.9％を占め、2位の米国を7ポイント上回った。世界のバイオ・医学分野におけるハイレベルな研究文献を収録する「MEDLINE」に収録された中国の医学・生命に関する学術論文は、前年比8.4％増の4万5000本となった。「SSCI (Solid State Chemical Information) 」に収録された中国の論文は5064本で、その内容は35学科に及んだ。中国人著者が国内1946種類の学術定期刊行物で発表した論文のうち、2009年、「中国学術論文・引用データベース（CSTPCD）」に収録された論文は52万1300本で、前年比10.4％増となった。
国際会議論文は科学の最前線及び最新の研究動向をある程度反映するものだ。「ISTP（Index to Scientific & Technical Proceedings）」には、毎年世界で出版される自然科学、医学、農学、工学分野の会議録のうち80％-90％が登録されている。2009年、中国の科学者は81カ国（地域）で行われた2235の国際会議に出席した。ISTPには中国の科学者が2009年に主な国際会議で発表した論文5万4700本が収録され、世界総数の12.8%を占め、世界2位となった。