2010年12月20日-12月24日
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世界初、遺伝子組み換えクローン水牛が中国で誕生

2010年12月22日

 世界初の遺伝子組み換えクローン水牛がこのほど、広西大学科学研究基地・金光乳業水牛場で誕生した。このことは、遺伝子組み換えクローン水牛作成の技術を中国が世界に先駆けて掌握したことを示している。CRI Onlineが21日に伝えた。

 遺伝子組み換えクローン技術は、広西大学動物科学技術学院の石徳順院長が行う国家遺伝子組み換え重大特定科学研究課題の一つだ。石院長の課題グループは2005年に世界初の体細胞クローン水牛を誕生させて以来、中国の水牛改良を加速させるため、水牛の遺伝子組み換え技術に関する多くの研究を行ってきた。

 石院長は、「今後まだまだ多くの遺伝子組み換えクローン水牛と遺伝子組み換え水牛が誕生するだろう」と述べる。遺伝子組み換えクローン水牛の誕生は、水牛の遺伝子組み換え効率を大きく向上させただけでなく、繁殖能力の高い遺伝子組み換え水牛の育成や、新型の高効率水牛乳腺バイオリアクタの開発にとっても重要な意義を持つ。水牛の遺伝子改良実現は、牛乳生産量が多く、繁殖能力の高い水牛の誕生を加速させるだけでなく、水牛に免疫力の高い、もしくはある種の薬品を豊富に含む牛乳を生産させることにもつながる。このことは、牛乳の栄養価向上につながるだけでなく、社会的・経済的にも高い価値を持つ。

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