2010年12月20日-12月24日
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中国、クリーン技術産業が世界で最も活発

2010年12月23日

 科学技術部の馬頌徳副部長はこのほど開かれた「2010年第3回中国クリーン技術産業投資・融資セミナー」で、中国はすでにクリーン技術産業が世界で最も活発な国になったと述べた。22日付「科技時報」が伝えた。

 中国はこれまで持続可能な発展戦略を持続し、クリーンな成長を経済成長パターン転換の重要措置としてきた。と同時に、クリーンな成長が社会の発展と再生産の全過程にいきわたるよう、クリーン技術の発展、クリーンな生産の推進、クリーンな流通、エコロジカルな消費に力を入れている。

 米シンクタンクが公表した研究報告によると、2009年の世界各国によるクリーンエネルギー投資は1600億ドルを上回り、なかでも中国は300億ドル以上で世界トップだった。国際的な会計事務所アーンスト・アンド・ヤングの報告によれば、2010年第2四半期、中国は風力発電に世界全体の50%を占める100億ドルを投資、第3四半期にはニュー・テクノロジー業界に135億ドルを投資した一方、欧州は80億ドルにとどまった。

 「中国は再生エネルギー、クリーンな製造、エコ交通、省エネ建築、エコ照明などの産業において、世界最大の需要国、製造国となった」と馬氏は語った。

 中国には多くの優秀なクリーン技術産業が次々と誕生している。2020年までに中国のクリーンエネルギー市場は1000億ドルを上回り、今後20-30年でクリーン技術産業を力強く推進するリーダー的存在になると目されている。

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