2010年12月27日-12月31日
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中国の第27次南極観測隊が昆侖基地に到着

2010年12月30日

 中国の第27次南極観測隊昆侖基地隊は北京時間29日午後4時、南極の昆侖基地に到着した。隊員16人は17日の出発以来、南極内陸部の極寒、暴風、クレバス、低視程、軟雪地帯、複雑な氷雪地形、高原の低酸素、車両やそりの故障を克服し、1日平均12時間以上を移動に費やし、12日間の苦難を経て約1300キロを走破。全ての隊員、車両、装備が昆侖基地に無事到着した。移動中も内陸隊は氷雪・自動気象観測機の設置などの作業を行った。「科技日報」が30日伝えた。

 昆侖基地は南極内陸部の氷床最高点「ドームA」の近く(海抜4086メートル)にある。地球上、自然環境が最も厳しい場所の1つで、空気中の酸素濃度は平原地域の57%しかなく、年平均気温は零下51度。

 隊員は氷床コア深部の採掘場の建設、天文観測機の設置、気象・氷雪・人体医学・環境科学研究などを行い、来年2月上旬から中旬に中山基地に戻る計画だ。

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