2011年02月21日-02月25日
トップ  > 科学技術ニュース>  2011年02月21日-02月25日 >  広西、中国最大の砂糖取引センター建設へ

広西、中国最大の砂糖取引センター建設へ

2011年02月24日

中国最大の砂糖の生産省である広西は現在、全国最大の砂糖貿易センターとネット取引プラットフォームを建設中だ。砂糖の供給と安全をさらに確保するため、全国最大、最強の砂糖生産基地、備蓄、取引基地の建設に力を入れている。中国新聞社が23日伝えた。

 広西工業情報化部委員会副主任で糖業発展局局長の邱東氏は23日、第12次5カ年計画期間中(2011-2015年)に広西はサトウキビの植付面積を1500万ムー(1ムーは15分の1ヘクタール)前後で安定させ、科学技術や生産条件の改善などを通じて単位面積当たりの生産量を高め、循環型経済と総合利用を積極的に促進し、2015年までに110万トン以上の砂糖を生産し、工業販売収入950億元を目指すと述べた。

 広西は砂糖の物流と電子商取引サービスに力を入れ、「中国砂糖業界一のサイト」として知られる広西糖網がネット取引プラットフォームを開通するとともに物流会社を設立し、専門の砂糖取引を行っている。このほか、広西の中国・ASEAN商品交易所は全国の製糖企業向けに糖蜜電子競売専門交易会を定期的に開き、全国の糖蜜取引をリードするプラットフォームとなっている。

 広西当局はこうした土台をベースに2015年までに全国最大の砂糖貿易センターとネット取引プラットフォームを建設することを決定した。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます