2011年03月01日-03月04日
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中国初、独自のスマート端末向けOSがお目見え

2011年03月01日

 中国聯通(チャイナユニコム)は2月28日北京で開いた発表会で、スマートフォン「沃Phone」および中国初となる独自のスマート端末向けOSを発売すると発表した。同分野は長い間、海外のソフトウェアメーカーの天下にあったが、ついにその局面を変える可能性が出てきた。科技日報が1日伝えた。

 沃PhoneのシステムはLinuxのカーネルをベースとし、スマート端末向けに対話型グラフィックスシステム、コアライブラリ、アプリケーションフレームワーク、セキュリティスイート、コンポーネント・ビジネス・モデル、基礎アプリケーションソフトなど様々なソフトウェアアーキテクチャを搭載している。同システムはWCDMA、CDMA、TD―SCDMAおよびLTEなどネットワークの次世代規格をサポート、そのアプリケーションは金融、証券、医療、交通など様々な業界をカバーし、タブレットコンピュータやテレビなど各種モバイル端末のニーズを満足する。

 チャイナユニコムは2008年から関連メーカーとともに3Gスマート端末向けOSやソフトウェアフレームワークの自主開発を手がけてきた。同プロジェクトは国が推進する「コア電子部品、ハイエンド汎用チップ及び基礎ソフトウェア製品」重大特定プロジェクトのひとつでもある。

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