2011年03月21日-03月25日
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中国、節水器具の普及推進へ

2011年03月23日

 3月22日の第19回「世界水の日」を記念して、水利部と世界節約用水弁公室は21日、節水用品キャンペーンを北京市懐柔区でスタートさせた。5年をめどに節水器具の普及に力をいれ、低所得世帯に対する取替え・改造を優先的に実施し、贈呈や補助などを通じて節水器具の取り付けを促進する。人民日報が23日伝えた。

 第11次5カ年計画期間中(2006-2010年、十一五)、中国は節水器具の普及に力を入れてきた。全国節約用水弁公室は節水器具の普及を活動の重点とし、北京・山西・遼寧・黒竜江・重慶・広東などの11都市で資金面でのサポートを行い、旧式の用水器具を取替えてきた。今年7月1日からは、1回の水使用量が9リットル以上の便器の生産が禁止され、便器の節水基準が6リットルから5リットルに変更になるほか、水道の蛇口の節水基準も引き上げられるなど、水道の蛇口と便器の水の使用効率の強制基準が導入される。

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