2011年04月04日-04月08日
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中国、Nb3Sn超伝導コイル用熱処理設備の開発に成功

2011年04月07日

 中国初となるニオブ3スズ(Nb3Sn)を用いた大型超伝導コイル用のピット型熱処理設備がこのほど、合肥市(安徽省)で完成した。同設備は、管内のケーブル導体に巻き付けたNb3Snコイルに熱処理を加え、Nb3Sn超伝導コイルを生成できるほか、大型部品の高温熱処理にも用いることができるよう設計されている。現在、米国、日本、韓国など数カ国のみが保有する。同設備の完成によって、中国の超伝導磁性体分野における技術的空白が埋まり、Nb3Sn大型超伝導磁性体の自主開発に向けた技術的基盤が固まった。7日付け「科学時報」が伝えた。

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