中国最大の風力発電機メーカー、華鋭風電科技集団股フェン有限公司（Sinovel）はこのほど発表した報告の中で、同公司が米ゼネラル・エレクトリック（GE）社を抜き、デンマーク・ヴェスタス社に次ぐ世界第2の風力発電機メーカーとなったことを明らかにした。中国経済網が7日に伝えた。
華鋭風電は2008年以降、中国最大の風力発電機メーカーの座を維持してきた。現在、同公司の中国における市場シェアは23.2％に上る。世界的に権威のあるエネルギー業界�灰鵐汽襯謄・鵐亜¡TMが発表した2010年度の世界風力発電発展報告によると、華鋭風電は2010年度、設備容量を4386兆ワット大幅に増加した。ちなみに2009年度の増加量は3510兆ワット。市場シェアも2009年度の9.2％から2010年度には11.1％に伸びた。
デンマークのMAKEコンサルティングが発表したデータによると、風力発電機メーカーの市場シェア競争において、伝統的市場（米国と欧州）以外の市場の地位が益々重要化しているという。MAKEコンサルティングの最高経営責任者であるMorton Keller氏は、「中国メーカーの台頭は、世界の風力発電産業の構造を変えつつある。2011年から2016年にかけ、中国市場が世界の設備容量全体に占める割合は38％前後に達するだろう」との見方を示す。