2011年04月04日-04月08日
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商務部 第3弾となる再生資源回収システム構築の試行開始

2011年04月08日

 商務部が7日に発表したところによると、同部はまもなく第3弾となる再生資源回収システム構築の試行を開始する。試行は条件を備えた農村地区で今後5年間をかけて少しずつ推進され�襦・邱堙垰圓任蓮∈得源餮参鷦皕0%以上を規範化された管理体系に組み込み、コミュニティの90%以上において規範化された回収地点を設け、再生資源の90%以上に対し、指定市場で規範化された取引と集中的処理を行うことを目指す。人民日報が8日に伝えた。

 ここ数年、中国の再生資源回収規模は大幅に拡大し、回収量と回収率も少しずつ高まっている。2009年、国内における回収量は約1.4億トンで、2006年と比べ42%増となった。回収額は約5千億元で、2006年比約2倍となった。また、回収企業は10万社あまりに達した。

 商務部、財政部はこの2年間で、44都市・計3万3075カ所の回収ネットワーク及び、地域的な大型再生資源集散市場36カ所の建設に向け、資金17億5千万元を割り当てた。また、商務部はこれまでに2回にわたり再生資源回収システム構築の試行を実施し、試行都市55カ所と地域的回収基地11カ所を確定している。うち、試行都市ではコミュニティの回収ネットワーク、分別加工センター、集散市場が一体となった回収・発展モデルが初歩的に形成され、再生資源の回収率も以前の40%から70%前後にまで高まった。

 商務部はこのほか、家電や自動車の買い換えに補助金を支給する「以旧換新」政策を突破口とし、規範化された全国的な中古家電回収処理システムを初歩的に打ち立てた。これまでに中古家電4386万台を回収、3226万5千台を解体したほか、鉄鋼、プラスチック、非鉄金属などの資源の回収利用は約50万トンに上った。

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