上海市公共文化建設工作会議が12日に行われた。それによると、上海市は第11次五カ年計画(2006-2010年、十一五)の公共文化建設目標である「公共文化サービス15分圏(市内のどこからでも、15分圏内になんらかの文化施設があること)」を基本的に実現した。人民日報が13日に伝えた。
上海の公共文化施設の総面積は約295万平方メートルに達しており、一人あたりの面積で計算すると第10次五カ年計画(2001-2005年、十五)期よりも75%増となっている。サービス範囲で計算すると、上海の「公共文化サービス15分圏」はすでに基本的に完成したと言える。
統計によると、上海市には現在、博物館114カ所、美術館32カ所(うち、民営非企業公共美術館は14カ所)、公共図書館は237カ所、文化館(センター・ステーション)は245カ所、村又は居民委員会の総合文化活動室は5245カ所、文化情報資源の共有などを行う国家重大プロジェクトの村級末端サービスポイントは1697カ所、労働者文化宮・クラブは19カ所、青少年活動センター、少年宮、少年科学ステーション、活動拠点は36カ所に上る。上海で行われた大衆文化活動は2010年だけでも47万回以上にのぼり、参加者はのべ3608万人以上に上った。