地球システムの研究を強め、地球規模の気候変動研究分野における中国の発言権を高めるべく、清華大学と中国サーバ大手の浪潮集団は15日、地球シミュレーターの建設をスタートした。人民日報が18日に伝えた。
地球シミュレーターとは、地球規模の自然の変化のシミュレーションが可能なエクサフロップ級(毎秒100万兆回の演算 スピード)のスーパーコンピュータで、自然の変化を予測できる。地球を知り、気候変動を研究する上での重要な科学設備だ。今後はこのシステムを通じて、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次報告書へ向けた気候シュミレーション、予測などの計算や、海流・大気・地殻のシミュレーション研究を実施し、気候変動の対策制定、環境保護・資源の合理的な利用に向けた政策決定の根拠を提供し、地球規模の気候研究のために重要な参考データを提供していく。