ノキアはこのほど、世界の開発拠点と従業員を統合・調整していくことを明らかにした。
ノキア・チャイナによると、同社は今後18カ月をかけて北京の開発チームの規模を拡大、北京を世界のイノベーション・センターとし、S30、S40、Windous Phoneなどの製品の開発に取り組んでいくという。環球網が28日に伝えた。
中国は今後、ノキア携帯の重要な開発拠点となる。ノキア中国・韓国・日本圏の梁玉媚副総裁は「中国は今後もノキアのグローバルビジネス発展において重要な役割を発揮していく。ノキア中国業務の重点は革新と研究開発だ」と述べる。
北京におけるノキアの拠点は亦庄北京経済技術開発区の東部に位置し、敷地面積は7万平方メートル。ノキア中国区本部と製品開発基地が一体となっており、従業員は数千人に上る。ノキア中国区本部・開発部門は、2001年に完成したノキア北京携帯電話製造工場と星網(スターネット)工業パークのサプライチェーンパートナーとともに、世界最大規模の携帯電話産業チェーンを打ち立てた。