中国科学技術部によると国家重大科学研究計画は今年も展望性ある計画を堅持し、タンパク質研究、量子制御研究、ナノ科学研究、発育・生殖研究、グローバル変化研究、幹細胞研究の6大分野で計64件のプロジェクトを立ち上げた。総予算は15億6000万元に上る。中国新聞社が3日伝えた。
また、有名な973計画（国家重点基礎研究発展計画）は今年10億元を投じ、基礎研究の成果の恩恵が無数の民衆に及ぶよう努める。同プロジェクトには次の5つの特徴がある。
（１）「高温超伝導材料と物理研究」など11件の重大プロジェクトを試験的に始動。
（２）製造・エンジニアリング科学分野の新設。
（３）大規模石油・天然ガス開発、光電素子部品、感染症、新薬開発、集積回路、大型設備、対地観測、有人宇宙飛行など国家重大科学技術特別プロジェクトと関連のあるプロジェクト約20件の始動。
（４）省エネ・環境保護、電気自動車、新エネルギー、バイオ技術、新世代情報技術、新材料など戦略的新興産業関連のプロジェクト約30件を計画。
（５）イネの分子育種、天然森林と草地土壌の炭素固定、時速500キロ条件下の高速鉄道などの分野で約40件のプロジェクトを計画し、農業と民生への取り組みを強化。