2011年05月02日-05月06日
トップ  > 科学技術ニュース>  2011年05月02日-05月06日 >  農村部のネット利用は携帯電話が中心、使用率は67.3%に

農村部のネット利用は携帯電話が中心、使用率は67.3%に

2011年05月05日

 中国インターネット情報センター(CNNIC)が昨年発表した「中国農村インターネット発展状況調査報告2009」によると、09年末時点の中国農村部のネット利用者は1億681万人に上った。これは前年比2220万人(26.3%)の増加だ。このうち携帯電話によるネット利用者は7189万人で、全体の伸びを大きく上回る前年比3000万人以上(79.3%)の増加を見せた。中国青年報が5日付で伝えた。

 デスクトップパソコンをネット接続端末とする割合が68%に下落した一方、携帯電話の割合は20ポイント近く増え、67.3%に達した。これは都市部住民の57.5%をも上回る数字だ。農村部では携帯電話が主たるネット接続端末となり、インターネットの発展を牽引する重要な力にもなっていることがわかる。

 また、農村部ではネット利用者の年齢構成がより若い傾向が認められ、30歳以下が全体の69.2%、19歳以下が同41.1%を占めた。

 中国新聞出版研究院の発表した「第8回全国国民閲読調査報告」によると、2010年に携帯電話を利用して電子出版物を読んだり、ウェブサイトを閲覧した人々のうち、年齢18-70歳では52%が農村部住民だった。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます