2011年05月09日-05月13日
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米太陽光発電最大手が中国電力と提携

2011年05月11日

 米国の太陽光発電最大手ファーストソーラーは10日、中電国際新エネルギーと戦略的協力合意を締結したと発表した。双方は中米両国および他の国際市場における太陽光発電事業で提携。中国電力新エネルギーの全額出資子会社である中電新エネルギーがファーストソーラーがオルドスで進める世界最大の太陽光発電プロジェクトに参加する。新京報が伝えた。

 ファーストソーラーは米国最大の薄膜太陽電池モジュール製造・販売企業で、発電所建設にも参入。設備容量2GWの世界最大の太陽光発電所をオルドスに建設する計画を09年に発表したが、まだ着工していない。

 未着工の理由について同社は認可される卸電力価格が利益を上げ、かつ持続的に発展できるものであるかを見る必要があると説明する。中国の太陽光発電市場が真のスタートを切れるかどうかは卸電力価格で突破口を開くだけでなく、発電所と送電事業者が長期電力購入契約を結べるかどうかにもかかっているという。

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