2011年05月09日-05月13日
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青蔵高原の永久凍土地帯初の高速道路が着工

2011年05月12日

 青蔵高原(チベット高原)の永久凍土地帯初の高速道路の建設が9日に始まった。国道214号線の延長事業の一環で、青海省海南チベット族自治州の中心地・共和県恰卜恰鎮を起点、玉樹チベット族自治州の中心地・玉樹県結古鎮を終点とする。新華社のウェブサイト「新華網」が10日付で伝えた。

 共和から玉樹までは全長647キロで、総投資額は107億元、設計時速は80キロ。工期は3年の計画だ。平均標高は約4100メートルで、三江源自然保護区も通過する。

 建設を指揮する馬培君氏によると、建設過程では厳格な環境保護措置を講じ、沿線の自然環境や人・文化景観を守る。

 青海省の重点事業である同高速道路の着工は国道網の整備、西部地域の道路輸送能力の向上、青海地震の復興物資の輸送確保、沿線民族地区の経済・社会発展の牽引にとって重要な意義を持つ。

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