原生地で栽培されている徳保ソテツ500株のうち、8株がこのほど初めて開花した。ソテツは雌雄異株であり、雄株が雌株よりも早く開花する。このため、今回開花したのは全て雄株だ。人民日報が12日に伝えた。 2008年4月、その珍しさから「植物界のパンダ」とも呼ばれる徳保ソテツ500株が、原生地である広西チワン族自治区徳保県で植えられた。ソテツ科の植物は全て国家一級保護野生植物とされている。原生地で開花し、種をつけ、繁殖に成功すれば、今回の原生地への返還が成功したといえる。