2011年05月23日-05月27日
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水深3千M 半潜水型石油プラットフォームが始動

2011年05月23日

 中国初の移動が可能な半潜水型石油掘削プラットフォーム「海洋石油981」がまもなく始動し、海上での設置とテスト稼働が行われる。予定では、8月初めに南海の水深の深い地点で掘削を開始するという。「人民日報」が23日伝えた。

 海洋石油981は中国が初めて独自に設計・製造した、第6世代の半潜水型石油掘削プラットフォームで、水深3千メートルでの作業が可能だ。現在の海洋石油掘削プラットフォーム技術で最高のレベルにあり、海洋設備の「航空母艦」といえる。設計重量は3万1千トン、甲板面積は標準タイプのサッカー場に相当し、製造価格は60億元に迫る。探査、掘削、坑井仕上げ、坑井整備などさまざまな機能を備え、作業可能深度は3千メートル、掘削可能深度は1万2千メートルに達する。

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