2011年05月23日-05月27日
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TAIDEN、ペーパレス・マルチメディア会議システムを開発

2011年05月26日

 TAIDEN(深セン台電公司)は北京で25日、国内外の各企業と専門家が見守る中、同社が開発した知的財産権を有する会議システム、「TAIDENペーパレス・マルチメディア会議システム」を発表した。人民日報が26日に伝えた。

 同システムの端末は、まるで小型の一体型パソコンのようだ。ビデオディスプレイ、ビデオチャット、ビデオカメラ、指紋認証など様々な機能を備えたLCDタッチパネル上では、情報アクセス、ファイルコメント、議事録作成などを全てペーパレスで行うことができる。同システムにはこのほか、会議の出欠確認、データサービス、発言、電子表決、同時通訳、出席者情報など、会議に関する様々な管理・サービス機能も搭載されている。また、ウイルス対策・ハッカー攻撃からの防御も万全で、会議の安全を確保できるほか、データのリアルタイム性と安定性を保証でき、設置も簡単だ。同システムの完成は、中国のペーパレス会議技術が世界トップレベルに達したことを意味する。

 TAIDENは、デジタル会議システム、ワイヤレス会議システム、同時通訳システム、大型表決システムなどの分野で世界をリードする会議設備メーカー。現在、世界で会議システムのコアチップ技術を掌握しているメーカーは、TAIDENを含む2社のみだ。TAIDENの会議システムはすでに109の国と地域で販売されている。

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