北京・亦庄の「クラウド基地」にこのほど、国内初の商用モジュラー・データセンター「雲箱」が登場した。このことは、中国のクラウドコンピューティング技術が実際の応用段階へと着実に進みつつあり、今後更なる利用者に向け、便利でエコなクラウドコンピューティング・サービスを提供していくことを示す。北京日報が7日に伝えた。
北京工業大学ソフトウェアパークに位置するこの「雲箱」は、昨年10月より稼動しており、パークに入居している企業約100社、職員数千人に向けてサービスを提供している。国内で最も早く稼動した、国内唯一のモジュラー・データセンターであり、コンテナと同じ大きさだが、国家図書館4つ分、ハイビジョン映画数百万本分のデータを収容できる。