中国西部の電気を東部に送る「西電東送」 の重点プロジェクトであり、南方電網公司が建設を担当する広東省の恵州揚水発電所が15日に全面的に竣工し、運転を開始した。「人民日報」海外版が15日に伝えた。
同発電所は、1度に建設された発電所の中では設備容量が世界最大で、30万キロワットの可逆式発電機8基からなり、総設備容量は240万キロワット、年間発電量は45億6300万キロワット時、年間揚水電力量は60億300万キロワット時。
同発電所では1基目ユニットが2009年に運転を開始して以来、これまでに起動回数は計7562回、ピーク時の送電量は25億7000万キロワット時、オフピーク時の電力利用量は32億1000キロワット時に上る。緊急起動は13回で、成功率は100%。南方電網の安全かつ安定した低炭素運営に向け、重要な役割を発揮している。