中国移動通信集団公司(チャイナモバイル)傘下のCMPak社オリジナルブランド・ZONGは、パキスタン国内でユーザの増加スピードが最も速い携帯電話となり、国際競争への中国企業の本格的な進出ぶりがうかがえる。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が23日付で伝えた。
統計データによると、2010年7月から2011年3月までのZONG新規契約ユーザ数は310万人に達し、増加スピードはパキスタン国内トップに立った。CMPakユーザは、買収後4年あまりで92万人から1千万人あまりに増加した。ZONGのマーケティング総責任者によると、ZONGは、クオリティの高いデータ・ネット接続サービスによって、多くの若いユーザを引きつけたという。同社は今後も安定を売り物とした通信ネットワークを供給していく方針だ。
CMPakは、チャイナモバイルの海外運営企業。2007年初め、同社はパキスタン第5位の移動通信キャリア・パクテル(Paktel)を買収した。社名をCMPak に改めた後、国際ブランドZONGを打ち出し、パキスタン移動通信市場への参入を果たした。