1992年 国防科学技術大学研究チームが大型コンピュータ「銀河2号」を開発。ピーク値(演算性能)は毎秒10億回。
1993年 「曙光1号」の開発に成功。これは対称型マルチプロセッシング(SMP)搭載で、中国国内では初の超大規模集積回路(VLSI)を基にした「CPU」と標準「Unix」オペレーティングシステム(OP)を利用し、設計開発した大型コンピュータである。
1995年 曙光公司が「曙光1000」を開発、浮動小数点演算(FPU)のピーク値は毎秒25億回で、実測演算速度毎秒10億回の大台を超えた。
1997年 国防科学技術大学研究チームが高性能大型コンピュータ「銀河三号」を開発。浮動小数点演算のピーク値は毎秒130億回。
1999年 スパコン「神威?」の開発に成功。ピーク値は毎秒3840億回。
2004年 曙光公司が中国科学院計算所・国家智能計算機研究開発 センターと共同で研究開発した「曙光4000A」が演算速度10テラフロップ(毎秒10兆回)を記録。
2008年 「曙光5000A」がピーク値230 テラフロップス、LINPACKベンチマークは180テラフロップスを記録し、より高度な工学技術計算やビジネス計算が可能となった。
2009年10月29日中国で初のペタFLOPS級のスパコン「天河一号」(TH-I)誕生。
2010年5月31日 曙光公司の開発した「星雲」(ネビュラ)がLINPACKベンチマーク1271テラフロップスを記録し、世界最速のコンピュータを決める「TOP500」の最新ランキング(第35版)で2位に入る。
2010年11月16日 システムの全面的なアップグレードにより「天河一号」が世界最速のコンピュータを決める「TOP500」の最新ランキング(第36版)でトップに輝く。名実ともに「天河一号」(銀河系でトップの意)となる。