2011年07月04日-07月08日
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広深港高速鉄道、試運転で最高時速386キロを記録

2011年07月06日

 午前中は武漢大学のキャンパス内で桜を観賞し、午後は広州の川辺で功夫茶(烏龍茶の飲み方の一種)を飲み、夜は香港のビクトリア・ハーバーで遊覧船を楽しむ。このようなロマンチックな旅が、まもなく実現されようとしている。広州日報が報じた。

 「四縦四横」高速鉄道網における北京-香港間の重要区間である、広深港客運専線(広州-深セン-香港)の広州-深セン間は通電後の調整期間に入り、今年8月に開通を予定している。また2015年には、香港西九龍総駅まで開通する見通しだ。香港は高速鉄道の「南の大門」として、中国高速鉄道網に組み込まれる。香港人が長年に渡り見続けてきた「高速鉄道の夢」が、まもなく実現されようとしているのだ。これにより香港と珠江デルタ内の都市が、1時間で結ばれることになる。

 ◆開通時期:広深港客運専線の広州-深セン間は通電後の調整期間に入り、第26回世界大学生夏季運動会が深センで開催される前に、深セン北駅まで開通する見通し。また来年6月には深セン中心区の福田駅まで開通し、2015年には香港まで開通する予定だ。

 ◆列車と時速:広州-深セン間では開通時、CRH2C型動車組を使用する。列車の時速等級はC型、最高運営時速は350キロ。全線開通時に使用される列車については未発表で、広州-深セン間の設計速度は350キロ、香港線の最高運営時速は200キロとなっている。

 ◆全長:広深港客運専線の広州-深セン間(広州南駅-深セン福田駅)は、全長105キロ。香港線(九龍佐敦の西部に位置する、西九龍填海区西九龍総駅から、香港および深センの辺境まで)は、全長26キロ。

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