2011年07月04日-07月08日
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中国・神華エネルギー、世界最大のコークス用炭鉱開発権の40%を獲得

2011年07月07日

 中国の神華エネルギーが率いるグループがモンゴルのタバン・トルゴイ炭鉱の開発権で最大の40%を獲得した。京華時報が6日付で伝えた。

 同炭鉱は世界最大の未採掘炭鉱で、石炭埋蔵面積は400平方キロメートル。石炭層の厚さは190メートルで、計16層におよぶ。世界で最も不足している良質なコークス用炭を産出する。埋蔵量は64億トンで、3000億ドルもの価値があるとされる。同炭鉱は中国国境から約270キロの距離にあり、中国周辺に残された数少ない大規模かつ良質なコークス用炭鉱の1つだ。コークス用炭は鉄鋼の主要原料として、世界中の鉄鋼企業や鉱業企業の争奪対象となっており、近年価格が高騰している。

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