中国が自主開発した都市間高速列車(動車組)228両がこのほど、中国南車株洲電力機車有限公司でラインオフした。この高速列車はまもなく、鄭和も旅した海上「シルクロード」に沿ってマレーシアの首都・クアラルンプールに送られ、都市間鉄道の主力として使用される。国際金融報が8日に伝えた。
今回の高速列車輸出プロジェクトは中国にとって、過去最大規模の高速列車の輸出となる。列車はマレーシアの1メートルのレール幅に合わせて設計されているほか、軌道牽引分野の最新技術が集積されており、3DデザインにはUnigraphics(UG)が採用された。
列車の最高時速は140キロだが、その動力学的性能は時速200キロの高速列車と同等だ。新しく開発されたディスクブレーキシステムにより、レール幅の小さい路線でもより安定したカーブ走行を実現、この技術は特許出願された。また、外国の同類の列車と比べ、車体が3トン軽く、年間で2万キロワット時の電力を節約できるほか、ブレーキ時には95%以上のエネルギーを電気に変換でき、停車するたびに40キロワット時の電力を生産できる。