2011年07月11日-07月15日
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中国、新メディアの利用者は世界最多 携帯利用者は約9億人

2011年07月13日

 中国社会科学院が12日に発表した「新メディア青書」によると、昨年、中国のネットユーザーは4億5千万人を超えたほか、携帯電話の利用者は約9億人に達し、新メディアの利用者は世界最多となった。中国新聞網が13日に伝えた。

 青書はまた、以下のように指摘した。

 中国語ネットユーザーの数は英語ネットユーザーに次ぐ第2の規模となり、中国語のインターネット上の発言権は大幅に高まった。ただし、インターネットの普及率、帯域幅などの面では、中国と西側諸国にはまだ大きな隔たりがある。

 グーグルの中国撤退事件は、グーグルと米国政府が共同で計画した政治的陰謀だ。新メディアはすでに、米国などの西側国家が覇権戦略を推し進め、他国を抑制し圧力をかけるための重要なツールとなっている。米国が政治的攻撃をかけるための「サブマシンガン」のようなものだ。米国は冷戦時の考え方と覇権政治をインターネット空間にまで広げている。これは米国の「スマートパワー」だ。

 中国におけるマイクロブログの発展は比較的速く、2010年に最も人気を集めた新メディアと言える。マイクロブログはニュース・世論の伝達、組織・動員面で大きな機能を持つが、過剰なマーケティングとメディアの過度な投資が、マイクロブログの「虚熱(見せかけの人気)」を招いている。

 2010年、中国のウェブサイト総数は191万サイトで2009年よりも132万サイト減った。ウェブサイト閉鎖の主な原因は、資金問題又は有害コンテンツによるものだった。

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