2011年07月25日-07月29日
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中国製交流駆動ディーゼル機関車が先進国に初輸出

2011年07月26日

 中国南車傘下の資陽機車有限公司がオーストラリアに輸出するディーゼル機関車がこのほど完成した。中国が独自の知的財産権を持つ交流駆動ディーゼル機関車が先進国に輸出されるのは今回が初めて。これは中国が世界先進水準の交流駆動ディーゼル機関車を独自開発する能力を持つことを示すものだ。「中国経済網」が25日付で伝えた。

 中国南車資陽機車公司とオーストラリアSCT社は2010年9月1日に総額1億元余りの交流駆動ディーゼル機関車の売買契約を締結した。オーストラリアにとって発展途上国からの機関車輸入は初めてだった。

 中国南車資陽機車公司の技術者によると、オーストラリアに輸出する機関車は同社の10年近くにわたる技術開発の最新の成果。この国産化交流駆動ディーゼル機関車技術を土台に、1000-6000馬力の各仕事率、各ゲージの機関車を生産することができ、中国にとって国際市場の一層の開拓への足場固めとなる。

 第1陣の6両は今年末に全て引き渡される見通しだ。中国南車資陽機車公司の進んだ設計理念と信頼できる設計計画を評価し、オーストラリア側は第1陣の引き渡しを待たず、今年3月に4台を追加発注した。

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