2011年07月25日-07月29日
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空母の建造に必要なキーテクノロジーとは?

2011年07月28日

 国防部の耿雁生報道官は27日、中国が現在、廃棄された航空母艦を改造し、科学的試験と訓練を行っていることを明らかにした。人民日報海外版が28日に伝えた。

 海軍軍事学術研究所の李傑研究員によると、空母は現代科学技術の結晶であり、複雑かつ巨大な「システム」で、多くのキーテクノロジーが必要とされ、これには設計技術、空母と艦載機の連携技術、艦載機技術、弾発射技術、防御技術、武器技術、動力技術、鋼板製造技術、溶接技術及びその他の関連設備の保障技術などが含まれるという。

 これらの技術のうち、空母と艦載機の連携技術と艦載機技術技術は特に重要だ。米国の大型空母には通常、70-80機の各種航空機が配備され、戦争時には100機に達する。これらの航空機をいかに空母の甲板や格納庫に配備し、順調に発着させるか、いかにその他の部門および戦艦とうまく連携させ、効果的に各任務を実行させるかには一連の技術が必要となる。

 艦載機自体も、高い作戦性能が必要とされるほか、空母への搭載や発着に適し、中国の他の空母とも連携・適応できなければならない。つまり、空母は艦載機、武器設備及び関連設備に対して高い要求を持ち、建造には多くの技術が必要だということだ。

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