2011年07月25日-07月29日
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中国の衛星測位産業、クラウド時代に突入

2011年07月29日

 クラウドプラットフォーム「中国位置」が28日に開通した。これは、中国の衛星測位産業がクラウド時代に突入したことを示し、クラウドコンピューティング技術に基づく位置情報サービスプラットフォームから、位置情報機能を持つ各種スマート端末(家電、業務用製品を含む)に至るまでの各体系からなる「位置雲(雲=クラウド)」および全方位的なソリューションが完成したことを表す。人民日報が29日に伝えた。

 位置情報機能つき3Gスマートフォンやカーナビの普及に伴い、中国におけるナビゲーションサービス、位置情報サービスの認知度と依存度は急速に高まった。ニーズも大きく、2010年の生産額は500億元に達した。2015年には生産額が2650億元(うち位置情報サービスは1550億元)に達すると見られ、端末数は1億3千万台、利用者は3億5千万人に達する見通し。クラウドプラットフォーム「中国位置」はすでにデジタル都市、高精度位置情報サービス、車や船のネットワーク化等の分野で利用されている。

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